刑事事件解決事例CASE16
女性に対する不同意性交事件について不起訴を得た事例

事案の概要

相談者は,飲み会の2次会にてとあるバーに行きました。
たまたま知り合いの女性が店員にいたところ、お酒の酔いも手伝って、会計後の店外の踊り場にて、その女性の陰部等を無理矢理触るなどの行為を行ってしまいました。
その女性が後日、警察に被害申告をしたことから不同意性交事件として、警察から取り調べを受ける状況となってしまいました。逮捕されるのではないかと不安を覚えた相談者が当事務所に相談にくることになりました。

解決結果

当職が被害女性と示談交渉を行いました。女性が怪我をしていること、お店も休業せざるを得なくなっていることなど、交渉は難航を極めましたが、200万円を支払うことで示談となり、被害届を取り下げて貰いました。
刑事事件としても、逮捕を免れ、不起訴を得ることができました。

担当弁護士からひとこと

刑法が改正され、以前の強制性交等事件は、不同意性交等となり、暴行や脅迫行為がなくても、同意がない性的加害行為が処罰の対象になりました。また性行為を行っていなくても、陰部に指を挿入するなどの行為は、不同意性交として処罰の対象になりました。
お酒の酔いも手伝って、つい相手方の同意があるはずと思って、行為に及んだケースでもあとから被害女性が警察に被害届を出すなど、トラブルになるケースが急増しているように思います。確実な同意がない場合には、行為を控えるべきであり、トラブルになった場合には遠慮無く、当事務所にご相談下さい。

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